桜花の茶会2015/04/12

桜が見頃のこの時期の茶会は景色にも大勢の人出にも春の喜びを感じられます。

今回は高校時代の友人を誘いました。彼女は茶道歴はも長く頼もしい方、大きな茶碗で薄茶を数人でいただく大茶盛や香道など変わったお席も一緒に楽しみました。友人はお母様のお着物に手を加えて(染め直し)た桜柄の素敵な付下げ、私はお召しです。


春の紬2015/04/14


桜が散りかけてきたら雨の日も多く春の名残りを惜しむようです。
お茶ではまもなく風炉が終われます。釣釜やすきぎもこの季節に好まれて使われます。
今日のお稽古には淡い色の紬を着ていきました。雨なのでちょっと怯みましたが防水のコートと雨用草履でがんばりました。

江戸四方山話2015/04/21


今日はお茶のお稽古の後、江戸もの人情噺の公演を聞きに着物で直行。
会場は築地の鶏料理屋の2階、昭和の時代の民家のつくりそのままに座布団並べて聞き入るという趣向。語り部は女優の駒塚由衣さん。江戸弁を仕込まれて高座に上がった。三遊派宗家の藤浦敦の作品「猫頭の由来」。

劇団四季を退団後、小劇場やTV、声優とマルチな活躍の駒塚さんが江戸人情噺を演るというのはやっぱり才気走ってたし、色気もあってチャーミングだし、独特な世界ができてた。それと藤浦さんの話は作家が話す「これほんとの話」というのが「つくりものの話」よりおもしろい(出し物よりおもしろい、というわけでない)という摩訶不思議さ!

芝居で浮き世を忘れさせてもらう、というより、違う浮き世に紛れ込んだような不思議な一夜だった。