歌舞伎桟敷席2014/11/12

久しぶりの歌舞伎に友人を誘って桟敷席で観劇です。友人を誘ったのは帯をプレゼントしてくれたお礼のつもりでした。でもその帯にあう着物を考えているうちに、桟敷席だとご挨拶する方と会うかもしいれない、とさらに考えすぎて「紋なしの色無地にあまりフォーマル柄でない袋帯」という組み合わせになってしまいました。



白鴎追善公演で吉右衛門の「井伊大老」と幸四郎の「熊谷陣屋」。染五郎の「三番叟」も軽快で力強くて良かったです。桟敷席は初めてなのですが、目線が舞台と同じ高さなので一体感があって感激しました。

炉開き2014/11/13

昨年と同じパープルの色無地です。
お軸はお約束の「一」。お釜もお道具も恒例のものが。まさしく「一より習い十を知り十よりかへるもとのその一」ですもの。



大先生の古稀祝い2014/11/29

お茶のお稽古場の大先生が古稀を迎え、京都でお祝いの会が催されました。先生の京都別邸は法然院の近く、紅葉の見頃ですので景色もまた楽しみと友人と前日泊で出かけてきました。

今年古稀の方ですから申年生まれ。お道具にはちょこちょこ猿が登場しました。
香合は靫猿、蓋置きは三猿。そもそもこの別邸が「心猿庵」といいます。「意馬心猿」の逸る馬を猿の心で抑えるとの意からとったとのことですが、良い道具を見ると猿の心でも抑えがたいこともあるそうです。


この日は朝から雨模様。コートと雨草履でホテルを出ましたが昼頃には雨も上がり日が射してきました。見事な紅葉も雨上がりでいっそう映えます。
コートを着たままの写真ばかりでしたので、当日着た訪問着はここで。糸目染めの友禅なので派手さはないですが、細かい柄で深みがあります。地色は濃い茶色というかえんじ色に近いかな。
前日着た着物はピンク色の地色の小紋。帯を1本で済まそうとしたのでこういうチョイスに。初日の夜は祇園で和食(予約が取りにくい人気店「ささ木」)だったので面白い紬か江戸小紋にしたかったのですが。
友人は江戸小紋に素敵な袋帯で。翌日のお祝いの席には訪問着に合わせた別の袋帯を用意してきてました。
着物2着用意して旅行というのは初めてのこと、しかも雨の支度も、というのはたいへん!かなり頑張った2日間でした。